2017年3月18日土曜日

その人からもらうお金の大きさじゃない

生活保護でも診てもらえますか?という問合せを頂くことがあります。その意味を僕はあまり深く考えたことはありませんでした。生活保護であろうが、3割負担の患者さんであろうが、他の医療券で500円であろうが僕は意識していませんでした(もちろんこれは保険診療という医療制度のおかげです)。ただ、一時期、僕はいつか保険診療ではなく、自費で1時間〜万円みたいな診療、カウンセリングができるようになりたいと考えていた時期がありました。そこでもらえるお金の大きさが自分の実力を反映しているものだと勘違いしていたのです。それは深い意味もなく、ただ一般的に物は価格でその価値が決まるというよくある社会通念によるものでした。でもそれがある日いかにバカバカしいものであるのかとふと思ったのです。

患者さん1人に対してもらうお金がいくらであろうが、その人がしんどくて楽になりたいから来てることに変わりはなく、その人を楽にしていくことが僕の仕事。綺麗事でもなんでもなく、その患者さんがいくら払うのかで、自分の価値を測るなんてあまりにも稚拙な考えであるのかを思ったのです。それでなくても保険制度で守られている日本の医療。それならばもっとお金ではなく患者さんをよくすることに全力で臨める。その人が僕に払ってくれる対価ではなく、その人が楽になっているのかで、自分の価値を測りたいです。

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