2016年5月21日土曜日

あの患者さんは今ごろどうしてるのかな

ふと「あの患者さんはどうしてるのかな」と思い出すことがあります。1度きりの方もいれば、何年にも渡って通っていただいた方もいます。ただ共通するのはある一時期をその病気や症状をどうしたらよくできるのかと一緒に考えた仲間とでもいいますか、(僕の妄想です)そんな気持ちになります。患者さんとの別れは合意のもとで終診というのもありますが、多くの場合はいつの間にか来られなくなります(これはあくまで僕の場合ですし、これがいいのか悪いのかはわかりません)。いつの間にか来られなくなる患者さんには3種類あります。1つ目はそれぞれの事情で来られなくなる方。2つ目は自分が治せなかった方、3つ目は病気や症状がよくなったり満足いただけているはずだと思えた方。

1つ目はそれぞれの人生にはもちろん事情があるのでこちらの力が及ばない範囲のものです。2つ目の自分が治せなかった患者さんは来られなくなった時点、いや患者さんが診察室から出られる時点でわかるので、これは完全に自分のせいだなと感じることができます。そして対策としてカルテをみて原因を探せますし、復習することができます。気になるのは3つ目の方です。ある程度、病気や症状がよくなったり満足いただけているはずだと思っていても、来られない方もおられます(これも僕の妄想ですが)。カルテをみても原因がわからないことが多いのです。あの患者さんは今ごろどうしてるのかな。僕も一人の人間としてさみしい反面、その方の病気や症状には僕はもう必要なくなったのだとうれしい部分もあります。いつまでも病院にかからないといけないというのは少なくとも幸せなことではありませんから。こんなことを土曜日の夜に一人考えています。

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