2016年4月7日木曜日

苦言をもらえるという幸運

当然ですが、社会人になって、何度となく苦言をいただきてきました。病院に勤務しているときには耳が痛いことが多く、その苦言が聞けるかどうかは相手の方の意図や言い方で決まっていました。良かれと思って言ってくれていればもちろん素直に聞けますが、少しでも悪意が入っていたり、その方のストレス発散かなと思えば、表面的には聞きますが、ほとんど頭には入っていませんでした。どちらかと言えば、勤務医のときは半分以上は真面目に聞けていなかったと思います。

ところが、クリニックを開業して、患者さんから苦言をいただくとなると、不思議なことにほとんどの苦言を聞けてしまうんです。それが自分でも不思議でした。その理由を考えてみると、まずは何よりも自分が開業しているという時点でいただいた苦言が改善すべきかどうかを検討するのに必死になります。だって誰も守ってくれませんから。2つ目にわざわざ苦言を呈してくれるということ自体がすごいことだなと思うんです。なぜならわざわざ僕に苦言なんて言わなくてもいいわけです。僕自身もたまたま1回入ったお店で対応が悪かったり、満足できなければもうそのお店には2度と行きませんし、何が満足できなかったかなんてわざわざ言いません。だいたい面倒じゃないですか。黙って、もっといいお店に行けばいいだけで、そのお店にこだわる理由なんてありません。わざわざ苦言を呈してくれるということは、残念だったという気持ちがあったか、次回に期待して僕たちに言ってくれている可能性があります。

また誰かが(神の啓示か)僕に改善すべき点を教えてくれてるんじゃないかとも感じます。苦言を言われてる方がどんな意図があれ、それが何らかのヒントになる可能性があります。それらを全てではありませんが、自分を責める材料ではなく、改善点として受け止められるようになりました。

こうやって考えると、結局は自分で開業するから、苦言を聞くときの姿勢まで自分の中で変わったのだなと思います。苦言をもらえるという幸運に感謝です。

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