2016年3月23日水曜日

治療とは緊張を緩めること

先日の連休に臨床動作法という心理療法を勉強してきました。臨床動作法とは1960年代に日本の先生が開発したもので、身体的アプローチから心身ともに緊張を緩和するもので、リラクゼーションにもなります。

緊張は人が生きていく上で自分の身を危険から守るために必要不可欠な機能です。多くの人は毎日生活の中での緊張は避けられません。でもその緊張の度合いが強いと、自律神経が乱れて調節がうまくいかず様々な心身の症状が出現します。精神科に来る人は子供も含めて緊張していない人はいません。本当にリラックスできているなら精神科に来る必要はまずないでしょう。緊張が症状としてでたものが、たとえば子供ならチックですし、大人ならパニック障害などの不安障害です。

臨床動作法は緊張を緩める治療法です。この治療法を学びながら、僕らが日々しいてる精神療法は対話(言語、非言語)を通して緊張を下げるものだと思いました。人は緊張の度合いが過ぎると、その緊張に気づかないようです。逆に言えば、自分の緊張をいかに緩めるのかがとても重要だということです。人は自分を緊張させることは得意ですが、緩和させることは得意ではありません。緊張を下げるものとして食事、睡眠、お風呂、信頼できる人との会話、泣くことや笑うこと、ヨガなどの軽い運動はもちろん、旅行、お酒、薬、鍼灸など、人は緊張を緩めるために様々な手段を用います。ご自身に合った緊張を緩める方法をできるだけたくさん探してみてください(これはそれほど簡単なことではないかもしれません)。そうすることで心身が楽になるだけでなく、心身の病気の予防につながると思います。

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