2015年8月2日日曜日

降りてくるものを伝える仕事

スイッチインタビューで作家の吉本ばななさんがこんなことを言われていました。

「ほっとくとだんだんじわじわ素材が寄ってくる。で、もう書かなきゃと思って書く」

作家の司馬遼太郎さんは「夜中にものを書いて、朝になって自分の書いた文章を見ると自分が書いたものとは思えない」とおっしゃたそうです。歌手のさだまさしさんは「音楽は神様から与えられるもの。それをみなさんにお伝えするのが僕の仕事」とおっしゃっておられました。

ある一定のレベルを超えた方々は皆、口にする言葉が同じです。僕が個人的に指導を受け、敬愛している心理士の先生も「技術は2割。8割は上から降りてくるから」と言われます。何かに夢中になって精進していると、その域に自分も達せられるのだろうと今はただ漠然と思っています。その域に達すると、治療しながらどんな景色なのか、今から楽しみです。だって、そうなればどんどん治療できて、精神科医という仕事がさらにもっと面白くなりそうですから。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。