2015年5月19日火曜日

成功体験を振り返る

僕は行動療法、システムズアプローチ、ソリューション・フォーカスト・アプローチという3つの治療法を勉強しています。この3つを勉強していてつくづく感じることがありました。

それは僕が治療をしていて、よくなられる患者さんには共通点があり、その理由をこれらの3つの治療法は説明してくれていたんです。

・患者さんの話を上っ面ではなく、具体的に聞いていること
・患者さんが辛いところをしっかりと労えていること
・患者さんとの関係が良好であること
・大きな変化ではなく、小さな変化を狙えていること
・少し距離を置いてみれていること
・患者さんの本当のニーズをしっかり把握できていること
・治療の目標が明確にできて、それを患者さんと共有できていること

こう書くと、一見単純で当たり前に見えることですが、これらを少し理解できたなと今思えます。でも、もっと大切なことはこれらを患者さんを前にして実践できているのかということ。これを僕は今、日々自分自身でトレーニングしています。

さきほどの「一見単純で当たり前に見える」というところですが、物事の本質はいつもシンプルで、一見当たり前に見えるものが多いのではないかと思っています。それらを理解した上で、自分の人生や日常生活の中で実践できてはじめて、その本質がわかったと言えるのでしょうね。

閑話休題。

逆に、振り返ってみると僕が今まで患者さんをよくできなかったのは上のいずれかができていない場合です。

昔、師匠の山上先生に言われたことを思い出します。

「失敗した経験を振り返ることも大事だけど、それよりも自分がうまくいった患者さんのことをよく振り返りなさい」

この言葉がまた今になって、また身にしみています。日本という国に暮らしていると反省することが美徳みたいになります。でもいくら反省してもうまくいかないことがあります。そんなときご自身の成功体験を具に振り返ってみてください。成功したときにただ喜ぶのではなく、次もまた成功するためには、そのときなぜうまくいったのかをよく振り返ることで、次に何をすべきかが見えてくる気がします。それはほかの人から見ると、一見全く違うものに見えるかもしれませんが、成功した理由をしっかりとつかめている本人には同じことなのかもしれません。

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