2015年3月23日月曜日

カウンセリングにも副作用はある

副作用といえば薬。しかも精神科の薬は副作用が怖いからとよく言われます。最近のニュースで子供への向精神薬の処方が増えている、それはADHDの薬の処方が増えいているからだとやっていましたね。そういう報道が増えるとそれを見る親御さんたちは「子供への薬の投与はやめてください。カウンセリングならしてもらっていいですよ」となる。診察中によく言われる言葉です。そりゃそうですよね、僕も医者じゃなかったらこんなニュースを見ればそう言いたくなります。

では、はたして、カウンセリングってそんなに安全なのでしょうか。副作用はないのでしょうか。カウンセリングの定義は様々あり、一言では言えませんが、大まかには依頼者の抱える問題・悩みなどに対して、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことです。つまり、相談ですから、カウンセラーと依頼者との間で会話が行われるわけです。人と人が会話をするのに相手を絶対に傷つけないなんてありえませんよね。カウンセラーが依頼者を言葉で傷つけて禍根を残すこともある。僕もこれまで患者さんを傷つけたことはきっと少なからずあると思います。特に精神科医や心理士という専門職から言われた言葉というのは患者さんやご家族の心に深く残ります。

なので、カウンセリングだから安全だということはありません。カウセンリグにも副作用があるのだということを念頭において、医療機関やカウンセリングルームを訪ねてみてください。気軽な気持ちでカウセリングをお願いしますと言わないことをお勧めします。そして何よりも、精神医療を提供する僕たちにも精神療法やカウンセリングは副作用があるというのを肝に銘じる必要があると思っています。

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