2015年3月2日月曜日

自分の経験としっかり向き合う

新聞の記事でヤンキースの田中将大投手の言葉に出会いました。

「多少のことには動揺せず、自分が自信を持ってやれるようになるには、それまでの経験の積み重ねが全てです。一つ一つの経験に対して自分がどう対峙して、乗り越えていくか。」

同じ病院で同じように働いて、同じだけ経験しているはずなのに、実力が違う先生たちをたくさん見ました。その実力の違いは日々している経験の振り返りの時間に比例するのではないかと思います。うまくいった場合もそうでない場合にも、自分の経験一つ一つにしっかり向き合うことで、次に違うパターンに出会った時に、頭の中にある経験を分析したデータからその対処法を探すことになります。つまり、頭の中にそのデータがなければ、何も対処法は浮かんでこない。インプットがないのにアウトプットがないのと似ています。

医者の世界ではよく「卒後〜目」という単語をよく使います。僕も最初の5年くらいはそんなことを意識していました。でも、今はそんなのどうでもいい。何十年とされているベテランの先生でも「何してるの?」と思う人もいますし、卒後すぐの研修医の先生でも一つ一つの症例を大切にしてしっかり次に生かしている人もいます。

よく言われる「経験が大切」という言葉は間違ってはいませんが、ただ経験することが大切なのではなくて、その経験としっかり向き合う時間を持ったかどうかのほうが大切だと思います。

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