2015年1月25日日曜日

一言一句を無駄にしない

今日は最近勉強を始めたブリーフセラピーの勉強会で東京に行ってきました。僕もまだまだわかっていないので、何も言えないのですが、患者さんの中にある問題解決の方法を見つけ出すのをお手伝いする。そのお手伝いのためにこちら側が有効な質問をすることだと認識しています。

今日、ご講義いただいたのは東大の森俊夫先生でした。講義の中ですごい言葉がどんどん溢れていました。ブリーフセラピーの平均面接回数は1−2回(つまりそれで治ってしまう!)、なのでブリーフセラピーでは飯は食えない。患者さんの話を聞かないとわからないというのはうそ、患者さんをみればどんな人でどんな反応をするのかわかる、患者さんの話を聞くのは会う前に自分が立てた仮説が正しいのかを確かめるため。大切なのはそのためのトレーニングを普段からしているのかということ。

一番ハッとしたのは「面接の中での一言一句を無駄にしないこと。無駄な質問をしないこと。質問は患者さんを傷つけることがあるから、質問は少なければ少ないほどいい」。つまり言葉を大切にするということ。これってつい最近、自分がブログで書いたことと同じかもしれない。無駄に質問したり、無駄に説明するのは患者さんの状態がしっかりと把握できていなかったり、道筋が見えていない証拠。実はこれ、僕の師匠の山上敏子先生も同じようなことをおっしゃってたんです。「宋くん、その質問に意味があるの?なぜその質問をしたのかちゃんと説明できる?」って聞かれたことがありました。

そして僕の勉強している行動療法、システムズアプローチ、ブリーフセラピーにはすべて共通点があることに気づいたんです。それは患者さんの状態を具体的に詳細に聞くということ。患者さんの話を上っ面だけ聞いて、わかった気にならずに、詳細に聞いていくことで、治療の糸口が見えてくる。そしてそれぞれの第一人者の先生方が口を揃えておっしゃるのは一通りの技術を勉強したら、あとは実践して、自分にあった自分流の治療法を作り出すこと。この治療法だけというのはだめだと。それぞれの治療法の考え方はコンピューターのハードのようなイメージですね。

貴重なお話をいただき、ますます精神療法の勉強をしたい気持ちが湧いてきて、まだまだ治療がうまくなれるんじゃないかとうれしくなる1日でした。

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