2014年11月9日日曜日

子どもの話を聴くということ

親として、いつも子どもの心を受け止めてあげたいという思いから、子どもの話をずっと聴こうと頑張られる親御さんに出会います。お話を聴いてると、聞きすぎなくらい聞いてるのに、「今まで話をちゃんと聞いてあげなかったから」、この子は不登校になった、元気がない、暴言や暴力があるんだ。ストレスがあるのだから、それを吐き出させないといけないなどなど。

この発想は普通に考えると正しいように思えます。大人の感覚として、自分自身が社会でストレスを受けた時に、ほかの人に話すことで楽になったという経験があるからでしょう。それが我が子だと、ストレスを取り除いてあげたい、ストレスにさらされてかわいそうだから。十分に理解できる思考の流れです。

それではなぜ子どもの話を聴き続けているのに、その子の状態がよくならないのか。僕はそのお子さんは話を聴いてもらいすぎて、何かあるとお母さんが全部聴いてくれるという流れができている。すると、自分で解決しようとしたり、我慢してみようという力が育たない。なので、何かあると常に家で大騒ぎになるわけです。自分のなかで、ストレスを処理させるという練習はやはり必要です。大人になって、人に話を聴いてもらって楽になるというのは、ある程度まで自分で悩んで解決しようとして、それでもだめだから人に話を聴いてもらうわけです。自分でストレスを処理しようとする力が大切なわけです。何でも人に相談していたら、たちまち周りから人はいなくなってしまうでしょう。

もちろん、ケースバイケースですが、こんなに話を聴いてるのになぜよくならないのかと疑問になったときは、話を聴き足りてないのではなくて、聴きすぎているのかもしれないということも考えてみてはいかがでしょうか。

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