2014年11月11日火曜日

自分の言葉で伝える

先日の新聞でこんな記事を見ました。

プロ野球選手が試合のあとのヒーローインタビューで、「ファンのみなさんのおかげで打てました」という言葉を使う人が多い。最近はみんなが横並びで同じ言葉ばかりいうので、空々しく聞こえてくる。でもある選手が「確かにファンの方の応援には頼る部分がある。でも打席に立って打つのは僕ですから」と。

なるほどなと思いました。もちろん本心でしょうが、「ファンのみなさんのおかげ」という言葉は耳障りがいいし、とりあえず無難。

人に何か気持ちや考えを伝えたいとき、どうしても今まで聴いてきた言葉の中から選んで思いつくものを使ってしまう。それはよくあることでしょう。でも本当に人に自分の気持ちを伝えたいなら、自分の言葉で、自分なりの表現をしていくことが大切だと考えています。そのためには日ごろから本や人の話を通して、それについて考える、日々起こる物事について考える、さらにはその考えを発酵させなければなりません。

大きな業績を残した人たちの言葉をみんな、「すごい、さすがだ」という。それはその人の業績もすごいけど、その言葉のすごさや重みは業績のせいではなくて、その人が一人で思い悩んで、もがいてきた結果、到達した言葉です。その苦労や経過があって、自分なりに考えを発酵させてきたからずっしりと重く、人の琴線に触れるわけです。

イチロー選手がこんなことを言ってました。
偉人の言葉を引用する年配の方がいるがあれはダサいと思う。拙い表現でも将来自分の言葉で伝えられたらなと思う

僕もそんな人になりたいなと思います。

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