2014年9月20日土曜日

話そうか迷ってようやく話をしてくれる時

「こんな話をここでしていいのか、迷ってたんです」

患者さんは家族や近い人にも話せないようなことを勇気を出して、話してくれる時があります。こんなことを話して、変な人だと思われたらどうしよう、馬鹿にされるんじゃないか、ひかれてしまうんじゃないか。その方の内心を想像すると、ご本人としては相当の覚悟を持ってこられたのだなと感じます。

僕がこのときいつも思うのは、

・どんな話をされても決して馬鹿になんかしない、変になんて思わない
・迷って迷ってようやく話すような内容は多くの場合、実はそれほど逸脱した内容ではない
・世間の常識なんてどうでもよくて、その人にとっては大変なことなんだから僕たちができることはしたい

簡単に言えば、「なーんにも変じゃないですよ」と伝えたいです。

人にはみんなそれぞれの事情や物語があります。その人の人生を生きない限り、その人の気持ちを本当の意味で理解する事は出来ません。でも迷った末に話をしてくれるなら、できることをしたい。それは医者というよりも一人の人としてわいてくる感情ではないかと思うのです。

「僕たちは同じ人なんですから。お互いそんな気持ちでお話しましょ」そんなメッセージを患者さんに伝えられたらといつも思います。

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