2014年9月16日火曜日

青木省三先生のご講演をお聴きしました

先週土曜日、神戸で講演させていただく機会がありました。そこで、僕は前座、そのあとのメインの講演で僕の尊敬する川崎医大精神科教授の青木省三先生のご講演をお聴きしました。

僕が精神科医になったばかりのころに青木先生のご講演、ご著書に感動して、無理をお願いして岡山にある川崎医大病院で青木先生の外来を見学させていただいたことがありました。それから何年も過ぎているはずなのに、青木先生は僕のことを覚えておられ、しかもその青木先生の前座を務めさせていただきました。本当に光栄でした。

ご講演の中で治療しているという「治療感」、援助しているという「援助感」は違うというお話がありました。健康な人が病気の治療をしているという治療感、障害がない人が障害者を援助しているという援助感。そうではなく、病気や障害の程度が軽い人が重い人を援助しているという感覚が大切である。誰しも何らかの病気や障害を持っている可能性がある。

青木先生のお考えの深さを改めて感じました。治療や援助をしているという僕たちが病気や障害じゃないということ自体がおかしな考えであり、治療していると思っている僕たち自身も病気や障害を持っている可能性があるのだということです。人はみんなそれほど大きな差はなく、同じ土俵で生きている。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。