2014年8月20日水曜日

真剣に子どもに向き合う方の診察をしたい

勤務医をしているときよりも、開業してからのほうが圧倒的に多くの患者さんにお会いします。その中で子どもたちへの躾の重要性をより強く感じるようになり、親御さんたちに何度も躾の必要性をお話してきました。しかし、いつまでたってもよくならない子どもたちがいました。その理由は診察のときにお話したこと実践してくれていない。実践しない理由をたずねると、「この子がかわいそうで」。

そして多くの方はこちらが対応の仕方のお話をしている最中から、「学校では他の子を叩くんです」みたいに、次々と質問をされる。僕がこのときに思うのは、それまでの親御さんの対処法とは180度違うお話をしているのに、その話を聴いて咀嚼する前から次の質問をされる。それはただ単に困ってることを話するだけで満足しているように見えます。このような方には大変申し訳ないですが、他のところで相談していただくしかありません。

僕は最近、当院に来られたお母さん、お父さんはこの子に対して将来を見据えて、どの程度真剣に向き合っていく覚悟があるのかを見るようになりました。

そして躾が根本的な問題だと感じた時に僕が見るポイントは3点です。

・お子さんに普段から十分な愛情を注いでいるか
・善悪の区別をきっちり伝えているか
・その子が大人になった時のことを想像しながら接しているか

このうち、どれかが足りないと感じた時に、その部分をお話をします。

一方で、健常の子、自閉症の子に関わらず、問題行動がよくなられる方がいます。その親御さんたちに共通するのは子どもの将来を本気で心配して悩んでこられたこと。悩んで悩んで悩みきったあとに、とにかく何とかしたいという気概を持たれてる親御さんは診察でお話したことをお家で実践してくれます。そうすると、すべてとは言いませんが、子どもの問題行動が減る。親の指示が入るようになる。その時、僕も本当に満たされた気持ちになります。

限られた時間ではあるけれど、真剣に子どもに向き合う方の診察をしたい。その方に僕も全身全霊でエネルギーを注ぎたいのです。


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