2014年8月5日火曜日

家庭の環境がよくないということ

林真理子さんの本を読んでいて、曽野綾子さんのエッセイのことが書いてありました。

こんな一文でした。

「私が幼いころから、両親はとても仲が悪かった。しかし仲が悪い親を持つ子供にも、いいことはいくらでもある。それは早いうちに人生の深さを知ることができることだ。」

この文章から林真理子さんは自分自身も両親がいつも不仲で、そのおかげで、今自分は物書きになれたのだと、目から鱗だったそうです。

幼いころの環境が悪かった、自分は親として子どもにいい環境を提供できていないなど、本当によくお聴きします。「この子にはかわいそうな思いをさせたから」と涙されます。もちろん、それは親心として当然ありだと思います。ただ、それも悪い面ばかりではないということは僕自身もうすうす感じていました。温かい家庭、安定した生活を悪いと言っているのではありません。もちろん、それは理想であり、それがきっといい部分が多いでしょう。でも環境が悪いことが必ずしも、その子のためにならないとはかぎらない。むしろ、人の顔色を見る、人との接し方を知る、自分の身の守り方を知る、社会の厳しさを知るなど、いい面もたくさんあります。

僕がここで言いたいのは、以前のブログでも書いたように、子どもに対していい環境が提供できていないことで、親として自分を責めすぎないでほしいということです。いい面も必ずあるということを知っていただければ、これもまた明日からの子育てに向けて力になるのはないかと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。