2014年6月16日月曜日

初診時の子どもたちの様子から

初診時の子どもたちの様子は緊張というのもありますが、子どもたちの特性、親子関係を含めたご家庭での様子、躾を反映しているなと常々感じていました。きちっと座って目を合わせて話せる子から質問しても答えずに目を合わさず、ゲームをする子まで。

医者になって10年以上子どもたちに接してきて、初対面からそれらの違和感を指摘することはやりすぎなのかなと思ってきました。なので、動き回ろうが、ゲームしようが、親御さんが注意されない場合にはそれでも診察を続けていました。ところが開業してから、いつの間にか、親御さんが注意されない場合には、自分がその子どもに態度を正すこと、視線を合わせること、話をするときには他のことはしないことを初対面から指摘するようになりました。そうすると、意外に子どもたちは聴いてくれるし、その時の親御さんの反応も見れる。さらに注意を再三しても一瞬でまた同じ行動を続ける子たちは限られており、発達障害やご家庭の環境の問題、躾の問題など、より問題が明るみにできることに気付きました。

もちろん、僕自身が若すぎて親御さんの目を気にして言ってこなかった部分もありました。でもそれを指摘しないと、子どもたちが外に出たときの態度は変わらないままですし、それに気付いていない親御さんもおられます。児童精神科の治療の最終的な目標はその子が自分の力で生きていける大人になってもらうことです。発達障害があろうがなかろうが、違うことは違うと指摘して、それでだめなのなら、どうしていけばいいのかを親御さんと一緒に考えるのが僕の仕事だと改めて感じています。

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