2014年6月13日金曜日

不眠はうつ、肥満を起こす

昨日は久留米大学の内村先生のご講演をお聴きしてきました。内村先生は睡眠がご専門で、睡眠がいかに重要か、不眠は精神疾患だけでなく、様々な内科的な疾患までも引き起こすことを強調しておられました。

まずは不眠とうつ病の関係。
寝るまでに1時間以上かかる人、熟睡感が得られない人はうつ病になるリスクが高まるというデータがあるそうです。逆に言えば、1時間以内に寝れていて、熟睡感が得られてるなら、まずは○ということでしょう。

2つ目に不眠と肥満との関係。
不眠の状態は摂食促進物質を上昇させ、摂食抑制物質を低下させるそうです。つまり、不眠状態だとやたらとお腹がすいてしまい、過食になって、肥満になるということです。仕事に行って、帰りに遅くまで飲んで、翌日にまた朝から仕事をするという生活を続けるのは、夜に食べたお酒の肴のせいだけで太るのではなく、過食の状態を作ってしまうという理由もあるわけです。

3つ目に朝ごはんを食べることの大切さ。
最近、人の消化管にも体内時計があることがわかったそうです。つまり、朝に口から食事を摂ることで、消化管の体内時計を起こして、置くことで、睡眠のリズムが整うのです。そうすると、夜もしっかり眠れる。

今の精神医学では他の身体医学と同様、生活指導の大切さはかなり強調されています。実際の診療の中でもその患者さんの生活を一緒に考えて、少し方向性を示すだけで、よくなられる方がいらっしゃいます。あまりにも言い古された言葉ですが、規則正しい睡眠と食生活はやはり大切です。毎日とは言いませんし、僕も必ずできているわけでもないので、偉そうなことは言えませんが、できるだけ心がけてもらえれば、精神も健康になると思います。

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