2014年4月5日土曜日

寒い日にあたる焚火のようなクリニックでありたい

自分の居場所がない、自分をどこに置いていいのか、どこにいたら楽になれるのか、それがわからない子どもたち、若者、大人に出会います。

多くの場合、家に居場所がありません。「私、今からどこに行けばいいのかわかりません」と。それを聴く僕が後ろ髪をひかれるような台詞です。勤務医をしていれば、「じゃあ今日は病院で過ごす?」と入院を勧めることもできるのですが、クリニックではそれができません。どうにかしてあげたいけど、僕にはどうにもできない。ずっとそばにいるわけにもいかない。もどかしいですね、こんなとき。

この時に僕ができるささやかなこととして、「ここで少しゆっくりしてから帰ってね」と待合室やクリニックの中で過ごしてもらうようにしています(本心ではお茶の一杯でも出したいくらいです)。ただ、待ち合いが込み合いすぎて、ゆっくりできないこともあるので、できるだけ、静かな時間帯に来てもらうようにしています。

僕、人はみんなさびしがり屋なんだと思うんです。外から見た時にすごく元気で前向きでエネルギーにあふれているように見えている人も、一人の時の顔はそんなことない。さびしいな、虚しいなという気持ちを自分なりに誤魔化して生きる。それが普通の人なんじゃないかと。

小さなクリニックの開業医である僕にできることはあまりにも限られているので、心が寒くなった時に、焚火にあたりたいなという気持ちで行きたくなるような宋こどものこころ醫院でありたいと思っています。

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