2014年4月4日金曜日

3歳で単語しか出ないお子さん

2歳から3歳で言葉がまだ単語だけというお子さんに開業してから特によく出会うようになりました。

まず最初に確認したいところは聴力、発語に関係する口腔内、咽頭、喉頭、頭蓋内の器質的疾患がないか、自閉傾向を含めた発達障害の有無です。当院では発達障害がある場合には、応用行動分析(ABA)での対応を親御さんにお伝えして、それをご家庭で実践してもらい、全体の発達を促す中で、発語を促すことをします。

しかし、中には単語は出るけど、それ以上がなかなか伸びず、器質的な病気や自閉症はない方が来られます。
そのときに僕たち児童精神科医に何ができるのか。実は開業して以来、ずっと考えてきましたし、今の時点で、僕自身にも明確な答えや対応方法は見つかっていませんが、いくつか共通点を見つけました。

・お母さんと子どもが二人きりで、過ごしている時間が長い場合
・お母さんが育児に疲れて、子どもに関わっている時間が短い場合
・まだ幼稚園や保育園などの集団生活を迎えていない場合

当然ですが、言葉というのはインプットがあるからアウトプットがあります。英語を聴き取れない人は英語は話せません。たくさん聴いた経験があるから、ある時から言葉が口から自然と出てくるわけです。それは子どもも同じです。

言葉を促すのに必要なことは一緒に遊ぶこと、絵本の読み聞かせ、さらにテレビの幼児番組もいいと思います。1日2,3冊でもいいので絵本の読み聞かせは続けてあげてください。本に対する興味を持つきっかけにもなり、将来的に本を読む子になれる可能性が高まります。

そして同時にお母さん自身も子どもに接する時間を持つために、ご自分の充電を忘れないで頂けたらと思います。




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