2013年12月26日木曜日

厳しい環境で育った子は頭がいい

虐待を受けた子、うつ病の子、激しいいじめにあった子、リストカットを激しくする子、施設で暮らしている子。特にいわゆるアダルトチルドレンの家庭(機能不全家庭)の子たちです。ほんとに幼い幼稚園児から大学生にいたるまで児童精神科に来る子どもたちに会うといつも思うのは本当に目先が速くて、大人の考えや気持ちを読んでいて、頭がいいことです。はっきり言って、普通に生きている大人より上手を行くと僕は考えています。

逆に言えば、この子たちは実年齢よりも早く大人にならざるを得なかった。だから子どもらしくぼーっと生きることができなかった。その世界を生き抜くために大人の考えていることを必死に予測して、いかに自分が被害を受けないで済むのかを考え抜く中で身に着けたスキルなのでしょう。

僕は診察の中でアダルトチルドレンの子どもたちに出会うときには普段以上に緊張します。この子たちに中途半端な気持ちで向かうわけにはいかない。なぜなら真剣にその子に向き合わないと、その子にそれが伝わってしまい、人間関係が築けないからです。この子たちとしっかりとした信頼関係を築けないと治療にもなりません。なので、僕は子どもたちとの関係を築くことに何よりも腐心します。その子たちの問題に一緒に向き合うために。

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