2013年10月9日水曜日

診察は1回で終わりではない

外来に来られる患者さんたちは多くの場合、一つ二つではなく、多くの悩みを持って来られます。そうなると必然的に診察の中ではいろんなことを話したくなります。自ら話しながら、それに刺激されて、あれもこれも聞きたいとなるのは人の気持ちとして当然だと思います。

今の日本の保険医療制度上、精神科クリニックでの診察の時間は限られてしまいます。その限られた時間の中で最高のパフォーマンスを目指すのが僕たちの仕事です。当院では再診の一人の診察時間は10分前後です。治療する僕としてはこの10分間をどう使うのかが最大のテーマです。

1回の診察で5個、10個と話題を出される場合があります。そのときにお話しするのは診察の時間が限られているので、1回の診察で扱うテーマは2つまでとしてくださいとお願いしています。多くの場合、長期的な問題はそんなに簡単に解決しないことが多いので、状態をよく聴いてからでないと僕の意見をお話しできないからです。

診察1回で今現在の問題をすべて解決したいと思うのは人情でしょう。ただ現実には時間的な制約に加えて、時間の流れの中で問題が軽快したり、変化していくことも多いです。なので、1回の診察で少しずつ症状や問題を氷解させていくようなイメージです。トータルの治療期間は患者さんによりますが、その1回1回を重ねていくことで治療を継続させ、最終的に治療を完成させたいです。

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