2013年9月25日水曜日

子どもとの遊び方がわからない

「子どもとの遊び方がわからないんです」

診察室でこんな言葉をお聞きすることがあります。小さなわが子を前にして、家で一人で悩んでいるお母さんがいます。おもちゃや教材を山のように買って、「さあ、遊びなさい」と言わんばかりに子どもの前に広げて、横で見ているだけのお母さんに出会います。こんなときはどうすればいいのでしょうか?僕自身、3人の子どもを育てながら感じたことから考えてみたいと思います。

一番大切なことは親の視線ではなく、子どもの視線で遊ぶことです。

たとえば、積み木で遊ぶとします。その時に積み木で何かを作って見せたいという気持ちが大人はわいてくるかもしれません。でも子どもは積み木を見て、触って、積み上げて、壊してという段階を好みます。このときに一緒に子どもとそれをすればいいわけです。子どもは壊すことが好きなので、壊すようにもっていってください。

次に子どもの興味に従って遊ぶことです。

絵本の読み聞かせも、公園の遊具も、子どもの視線に合わせてこちらが動いて、親が笑顔で一緒に楽しんでるふりをすれば、子どもはその遊びが楽しくなります。子どもが笑えば一緒に笑えばいいのです。子どもが遊び方がわからず興味を示さなかったり、積み木やブロックなどで何かを作ることを教えたいときは、それを実際に作って、興味を示すのかを見てください。少しだけ先に進んでそれを見せてあげてください。その遊びに興味を示さない時は無理はせず、次の機会に試してみます。

初めから子どもとの遊び方を知っている親はほとんどいません。こんな僕も昔、絵本の読み聞かせをしていて、ただ単に読み聞かせていたら、妻に「そんな風に読んでもだめ。おもしろそうに読まないと子どもが興味を示すわけがないよ」と怒られたことがあります。みんな子どもを産んで、育てながら模索するわけです。なので、最初から「ちゃんと遊ばせないと」、「楽しませてないと」と悩む必要はありません。子どもの視線で子どもの興味に合わせて、こちらが動いて、一緒に楽しんでる笑顔を子どもに見せてあげれば、子どもはお母さんと遊ぶことが好きになります。一緒に遊ぶというのは子どもと母の愛着形成においては非常に重要です。できるだけ遊んであげてください。そうすればお母さんも子どもとの遊び方がどんどん上手になります。

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