2013年9月17日火曜日

仕事への誇り

医者以外の仕事をしている人たちによく言われることがあります。
「お医者さんっていいお仕事ですね、誇り高い仕事ですね」
そのたびに僕はぴんとこなくて、仕事への誇りって何かなって考えていました。僕は正直、それほど単に「医者」というだけで誇りが持てるとは思えませんでした。

そんな中、先日のプロフェッショナルでクリーニング屋さんの古田武さんを見ました。古田さんは若いころ、お客さんに洗濯物を届けたら「洗濯屋のくせに玄関から入るな」と言われるなど、クリーニング屋という仕事に誇りを持てなかったそうです。その後、古田さんの努力と素晴らしい出会いを通して、他のクリーニング屋さんではきれいにできない洋服をきれいにして、今ではお客さんだけでなく、全国のクリーニング屋さんからも仕事をお願いされるようになられました。むちゃくちゃ格好いいなと思いました。その古田さんのお言葉で「お客さんに喜んでもらえるから誇りが持てる」というのがありました。
医者という仕事だから誇りを持てるわけではないと思います。患者さんによくなってもらって、喜んでもらえるから誇りを持てるわけで、患者さんをよくできない医者がもし誇りを持っているとしたら、それは思い上がりでしょう。


僕自身、まだまだ医者という仕事を誇れるほど、患者さんに喜んでいただけているとは思えません。これから目の前の患者さん一人一人によくなってもらって、医者という仕事に誇りを持てるようになりたいです。

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