2013年8月20日火曜日

家庭でどんな話をするのか

外来で出会う中学生や高校生の子どもたちを見ていて時々思うことがあります。

彼らは自分の将来をあまり想像していないんじゃないか。日々食べることや生きることには困らない。このまま自分の人生が進んでいくのだろうと漠然と見ているような気がします。でも実際に子どもの将来が保障されているご家庭はごく一部でしょう。ではどんな準備をすればいいのか。

それは家で親が自分の日々のあったことを話すことです。今の日本では毎日の食事に困るということはかなり稀です。つまりこのまま自分の人生が続くものだと勘違いしてしまう可能性があります。それを防ぐために、お父さんやお母さんが日々職場や外で起きたこと、自分がこれまで経験したこと(いいことも悪いことも)、仕事のことなどいろんな話をすることが大切なわけです。子どもの前でいい格好をする必要はありません。僕はこれを「家庭で人生の予告編を語ってください」と話しています。

社会がどんなところなのか、生きていくことやお金を稼ぐことがどれほど大変なのかを教えてください。そうでないと仕事が楽に見えたり、お金は銀行に行けばあると勘違いしてしまいます。つまり、子どもたちに社会の現実を伝えるということです。人生経験の短い子どもたちには身近な人生の先輩であるお父さんやお母さんのお話は、最も大切な情報です。さらに言えば、生きていく糧になります。

家庭でどんな話をするのか。それが子どもたちの将来にとって大切なことだと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。