2013年8月8日木曜日

私は~の専門家です

「僕は~の専門家です」
これは自己評価の低い僕にはなかなか違和感のある言葉です。


僕がそれほど児童精神科について人前で専門ですと胸を張って言えるのか。他の先生方に比べて子どもたちを診てきましたし、勉強はしてきたつもりです。また何よりもこの分野が好きです。でもあまり、自分は~の専門家ですなんて恥ずかしくて言いにくいのが本音です。

自分のような若輩者にそんなことが言えるのか。かといって患者さんを前にして専門家ではないとも言えません。これについて考えているときに、僕の師匠である山上敏子先生が教えてくれた言葉が浮かびました。「主治医として診察を重ねるたびに、その患者さんについては誰よりも治療が上手にならないといけないよ。その治療が上手にならないのはちゃんと診察ができていない証拠よ」と。診察を重ねるということは、その患者さんについて詳しくなるはずです。僕には~の専門家なんて言葉は恐れ多くて言えません(もちろん、いつの日か言いたいですけど^^)。ただ、自分が主治医として関わっている患者さんについては、他の誰よりも僕がその患者さんの専門家でありたいと思っています。

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