2013年8月27日火曜日

自分のことを好きなれない

僕は自分のことがあまり好きではありません。

「自分のことを好きになりましょう」

こんな言葉を幼いころからよく聞かされてきたような気がします。自分のことが好きじゃないことは何か悪いことのように。これが僕の中で無意識に植えつけられていました。そして大学の時に「やっと自分のことが好きになれた」みたいなことをいう友達や芸能人を見て、余計に自分を好きじゃないのはダメなことなんだと思うようになっていました。

それで最近、平野啓一郎さんの本の中で次の文章に出会いました。

「誰を好きになるよりも、一番難しいのはひょっとすると自分自身なのかもしれない。なぜなら自分のことはあまりにもよく知りすぎているから。よほどのナルシストでない限り、人はそんなに自分を全面的に肯定できないだろう。」

救われましたね。自分のことを好きじゃなくてもいいんだって。

そしてこれには続きがあるんです。

「誰々さんといるときの自分は好きだということがある」

まさにそうだなと思いました。相手によって僕たちは自分のことを好きになれたり、嫌いになったりするわけです。僕にも一緒にいると自分のことを好きになれる友達や知人がいます。これは本、映画、旅行などの他の状況でもそうでしょう。そのときに頭の中に出てくる内容によって自分が好きになれたりします。

この考え方のいいところは自分のことを肯定してくれるところです。多くの人は自分のことを批判しやすい。逆に言えば、自分のことを批判しない人はかなり特別な人でしょう。人って生きていく中で自分のことを肯定する瞬間ってそんなに多くないと僕は思っています。

この平野啓一郎さんの文章がみなさんが自分を肯定するときの助けになってくれたらと思います。


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