2013年8月16日金曜日

クリニックもクライアントがいてはじめて成り立つ仕事

都会を歩いていると、オープンして1年も経たないうちに、他のお店に変わっているのをよく目にします。お客さんに来てもらえないと、お店を閉めるしかないわけです。それは医療機関も同様です。昔のように病院やクリニックは潰れないという時代はもう終わりました。

新聞やニュースによく出てくるように、日本の健康保険制度はかなり圧迫されています。僕の先輩がよくお話しされるのですが、今の日本の保険制度ではこれから5割、7割と患者さんの負担が増えていくでしょう。その時に高いお金を支払ってまで、病院やクリニックに患者さんに来てもらえるのか。そのためには医療機関が常に患者さんのニーズを考え、変化し続けるしかない気がします。それを怠るということはその医療機関の終焉を意味することになる。歯科医院がコンビニよりも多いという今の日本。毎年7000-8000人のが医師になります。それにしたがって医科のクリニックもある一定の割合で増えていきます。その時にどうしたら生き残っていけるのか。

脱皮できない蛇は滅びる。

ニーチェの有名な言葉です。蛇は古いものを脱ぎ捨てて、新しいものを皮を身にまとわないと死んでしまうという意味です。

これは高度経済成長時代、バブル時代に隆盛を極めた日本の大企業、銀行が海外勢にシェアを奪われたり、廃業に追い込まれた例を見ても明らかだと思います。

レストランや旅館などの主なサービス業だけでなく、顧客(クライアント)がいて成り立つ職業なら同じことが言えると思います。もちろん医療機関も同様です。僕たち医療機関も患者さんというクライアントがいてはじめて成り立つ仕事です。患者さんに選んでもらえるように、常に変化し、古いものを捨てて、新しいものを取り入れていかなくてはなりません。

ただ、こんなことは一般企業であれば常識過ぎて、わざわざ述べる必要のないことだと思います。それがいろんなものに守られてきた医療業界にも同じことが起こっているだけです。日本の景気の悪化に伴って、他の今まで守られてきた業界にも同じことが起きていますよね。

医療機関の中でも特に児童精神科、心療内科は風邪を引いたからたまたま行くという科ではありません。来院されるまでにいろんな思いを持たれ、悩み、行こうかどうか迷いながら、さらにいろんな情報を調べて、ようやく受診される方がほとんどです。

これから患者さんに選んでもらえるクリニックになれるよう、日々変化し、努力を重ねていきたいと考えています。

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