2013年8月12日月曜日

医者は人の弱みに付け込む仕事

僕は医学生のころからよく父親に「医者と弁護士は人の弱みに付け込む仕事なんだから、医者になって調子に乗るんじゃないぞ」という話を何度も聞かされていました。よく考えてみるとそうなんですよね。ほとんどの場合、病気(それに近い状態も含めて)になったり困ったりするから病院やクリニックに行くわけです。つまり、病院に行くということは正直喜ばしい話ではないわけです。患者さんが病院に来るのは楽しい食事やショッピングとは違うわけです。その点を医療者は謙虚にとらえるべきだと思います。

診察の中で「これからもずっと先生のところに通います」と言っていただける患者さんにお会いすることがあります。そのとき僕は「それはよくありません。できるだけ早く、僕なんかに会わないでいい日が来るように治療していきましょうね」とお話しています。これは僕の基本的な考え方である「患者さんが自分の力で生きていけるように」ということです。僕のところに来ていただける方々がゆっくりでもいいので卒業していかれることを願っています。

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