2013年7月9日火曜日

童顔にもほどがある

僕は行動療法の山上敏子先生の外来の見学とご指導をいただくために毎月1回、福岡を訪れています。ホームページのごあいさつのところにもお書きしたとおり、山上先生に指導をいただいてから、僕の診療スタイルは激変しました。

でもその話は次回にして、今日は僕が童顔で悩んでいるということです。

なぜ福岡の話をしたのかというと、今日ちょうど福岡に行ってきました。今朝いつものように外来のところで白衣姿で立っていました。すると僕の前におじいさんが近づいてこられて、病院のシステムについて聞かれて話していたところ、「医師になるの?」と聞かれました。「いや、もう医師なんです」とお答えすると「それは失礼いたしました」とおじいさん。でも内心は「いや、僕もう大学を卒業して10年以上は経つんだけどなあ」と思っていました。

僕のこれまでの童顔の歴史にはそれはそれは長いものがあります(くだらない歴史ですが(笑))。

まずは高校を卒業し、大学受験が終わった18歳のとき。入学式まですることがなかった僕は一人でゲームセンターで遊んでいました。すると中学生が寄ってきて「お金貸して」というのです。何を言っているんだと思ったんですが、よく考えるとこれはいわゆるカツアゲというものかと。内心、もう大学生になろうという自分が中学生にカツアゲされる自分があまりに情けなくなりました。そこで僕は「貸すお金はないけど、君、何歳?」と聞くと「お前は何歳や?」と中学生。「18やけど」と答えると、その中学生は「うそつくな」と離れていきました。

次は大学6年生のとき。少しだけ知り合いのあるおばさんと話をしていて「僕は今年受験生なんです」と話したところ「あーそうなの、ところでどこの大学を受験するの?」とおばさん。さすがに「いや、大学受験は6年前に終わりまして」とお答えしておきました。

そして医者になってから7,8年が過ぎたころ。外来で初めてお会いする躁状態(気分が上がってしまっている状態のこと)のおじさんの患者さんが診察室に入ってくるなり、いきなり、「先生は医者になって何年?俺は研修医はいややで」と。僕はここでもさすがに「医者になって7年経ちました」とご説明。

またあるときは小学生の娘を小学校まで迎えに行ったら、小学校の先生に「いとこのお兄さんが迎えに来てくれたのね」と。ここでは内心、それは言い過ぎだろうと思いながらも、僕は「いや、僕が父親でして」とご説明。すると「あーそうなんですか?」と本当に驚かれる始末。

今ではあまりにも同じようなエピソードがありすぎて覚えきれません。しかも職業柄、あまりに童顔だと信用問題になってきます。小児科医として研修医の指導医をすることになったときは研修医の先生よりも僕が幼く見えて、僕が説明するよりも研修医の先生が説明するときのほうが患者さんのお母さんがよく話を聞いてくれたりして。。。

物には「ほど」というものがあります。童顔にも「ほど」があると思うのですが、みなさんはどう思いますか?(笑)

しかし、まあ初めてお会いする患者さんが診察室に入ってきたときは「えっ、こんな若い先生?」みたいな表情なのに、診察室を出て行かれる時はすごく笑顔になられてる時は内心、「してやったり」と思います。そのためにはやっぱり日々の研鑽が大切ですね。

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